多賀子ブログ=その25
2022/02/16
春です。
二日前に春一番が吹いたそうな。
春一番とは、立春が過ぎて最初に吹く南寄りの強い風です。
昨日、春を見に庭先に出てみました。
よくよく見ますと花芽があちこちに出ています。クリスマスローズの花芽、日本桜草、春蘭の花芽と嬉しくなります。花が咲けば和雑貨の図案になります。
インスタ映えするようなのが出来ると良いのですが?匂い水仙が咲いています。
茎が折れて可哀想なので切って我が家のトイレの花瓶に指しておきました。コロナに入ってトイレの中は消毒グッズだらけ、その中に爽やかな春の香りがして心は春一番、家族も喜んでくれるでしょう!
しかし、今朝は違いました。
ここ京都鞍馬は寒いです。
バケツの水は凍り、蓮の水も凍り、昼は雪が舞っています。
これが春寒(はるさむ)というのでしょうか?暖かな春の到来を待ちましょう!
その頃には春のマスクとファッションで!
妖械大辞典 其之十一「サンモトゴロウザエモン」
2022/02/14
サンモトゴロウザエモン(山本五郎左衛門)は、妖怪を引き連れる頭領であり、魔王に属するものとされる。三つの目を持つ烏天狗の姿とも言われている。
寛延2年、広島県三次市において、藩士の稲生平太郎を、30日間におよび様々な怪異を起こして脅し続けたが、平太郎は耐え続けた。
そして怪異の締めくくりとして、武士の姿で平太郎の前に姿を現して名を名乗り、自分は神野悪五郎(しんの あくごろう)と魔王の頭の座をかけて勇気ある少年を100人驚かせるという賭けをしていたことを語った。
そしてインド、中国、日本と渡り歩いて、86人目に平太郎を驚かそうとしたが、平太郎がどうしても驚かなかったため自分の負けとなり、自分はまた最初からやり直しをせねばならないと言って、平太郎の気丈さを褒めたたえた。
そして、自分はもう怪異を起こすことはないが、今後、平太郎が悪五郎に襲われた場合には、これを打ち鳴らせば自分が現れて力を貸すと言って、木槌を平太郎に与え、妖怪たちを引き連れて去って行った。
春を間近に感じる日差しが眩しい...!!
2022/02/11
2月11日(金)・・・・・本日は「建国記念の日」京都鞍馬は春が間近に感じる快晴の日差しが眩しく降り注いでいます。
「啓蟄」という聞きなれない言葉が「春の季語」でありますが
《春の気配を感じた虫達が土の中から出てくる頃》の意味で、私もその虫の如く春の気配を感じ動き出しました。
先日、国際会館の裏手にある「宝ヶ池」まで出かけてきました。
この公園は市民の憩いの場として、比叡山と国際会館を借景として朝夕はジョギングや散歩をする人々のウェアーファッションで賑わいます。
今日は人も少なく、きちんとマスクをした園児たちが先生に手を引かれ賑やかに散歩している姿が「啓蟄」を代表する「テントウムシ」の如く、勢いを感じさせてくれました。
さて、その公園の一角に石で囲まれ勢いよく跳ねている「重なり合った3匹の馬」の彫刻が、周囲の枯れた樹木と同化し目に入りました、同化している理由は馬の立髪が勢いよくなびいている様が小枝のように見えるからでしょう。
画像は少し見づらいでしょうが興味のある方は現地までお運びください。
一昔前には、このようなパブリックな場所にいろんな作家のオブジェが出現した時代がありました。
今朝もNHKの番組で「大阪中之島美術館」の開館の番組が流れていました、入り口に大きな「宇宙から来た招き猫」のオブジェが際立ちインスタ映えの場所と紹介していました。「招き猫」も和雑貨に見られるような猫と違い宇宙服のヘルメットをかぶり朱色の胴体で銀の台座に座っています。
作者曰く、この朱色は神社の鳥居をイメージし人類の疫病や美術館を守るという意味の色だそうです。
京都にも沢山のオブジェが其処、此処に存在しているでしょう...!!!!!
新鮮な発見として埋もれているオブジェも紹介していきたいと思います。
(モニュメント題名:エスタンピーダ(野生馬) 作者:ホルヘ・テ・ラ・ペニャ
京都・グワダラハラ(メキシコ国)姉妹都市提携10周年を記念して平成3年寄贈)
マサミでした。
多賀子ブログ=その24
2022/02/09
昨日、花背へドライブに行きました。
山奥へ行くほど雪が多く残っているのに驚きです。
いつ降った雪なのか、3年前の台風の風で倒れた杉や檜がそのままになっているところ、まだ今も伐採しているところ、木を伐採して木の株だけになっているところ、伐採した後を植林しているところと、面白いほどいろいろです。
今さら自然の脅威を感じ、人間の生き方、有り方を見直す時と思わされます。
木の切り株の上に雪が積もって杉の木立の中に、雪の波のようになっている。
そこに自然の美を感じてパチリ。
暫く行くと、大きな木が面白いと車からおりたところに木が一本、見上げて見るとウン?何か実を付けている。
逆光なので、影絵のように見えるのですがあれはきっと矢車附子の実、なかなかお目にかかれないので嬉しくなります。
矢車附子は、昔はお歯黒にも使われたそうで、実を拾って染め物にします。
昨日の一番の収穫でした。
山は新芽が芽吹き、赤く染まって来て、春を目の当たりにして帰って来ました。
矢車附子はどんな色が頂けますか!
妖械大辞典 其之十「コロウリ」
2022/02/08
コロウリ(虎狼狸)とは、虎・狼・狸が合体したような姿をしている。
名前は3つの動物の読み方と「コレラ」がなまったためによるらしい。
幕末の黒船来航に伴って江戸にコレラが伝染し、病気の原因が不明であったことから、
当時の庶民は妖怪変化の仕業として「虎狼狸」の字を当て、恐れられたのがこの妖怪。
コレラに感染した人物が、快方に向かったときイタチのような獣を目撃されたという。
また、別の人物の家でも、コレラによる病死者の遺体から同様の獣が飛び出したという。
当時まだ原因不明だったコレラが虎狼狸の仕業といわれていた。
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このシリーズは、マスクを含む和雑貨やファッションの絵柄に出来るような
デザインの模索であり訓練です。
インスタ映えする自然豊かな京都鞍馬で膨らむイマジネーションは、
古から言い伝えられてきた不思議な生き物を、現代のロボットやAIなどの解釈で
表現する事で新しい融合を試みる。