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世界のフアッションに「日本の美」を築いた方々を悼む…‼️
2022/08/19
8月に入ってから世界的著名なファッションデザイナーの方々が呼応するように亡くなられていく訃報を聞くごとに戦後の日本のファッション界の歴史を塗り替えてこられた方々の活躍に頭が下がる思いで居ります。
私も和装の仕事に関わって分野は違えど、どこかの時点で『着るもの』としての関りを以って一緒に仕事をさせて頂いた時代がありました。
三宅一生さんとは一度も面識はありませんが彼のパートナーのファブリックデザイナーの皆川魔鬼子さんとは私の勤めていた「じゅらく」という会社で帯の織機で服地の生地を作るというプロジェクトの一員として「織物でプリーツに織られた素材」をと昼夜一生懸命に取り組んだ思い出があります
とりわけ、家族ぐるみでお付き合いさせて頂いた「中村乃武夫」さんとは「中村乃武夫のきもの」ブランドの制作でご一緒させて頂きました。
氏はパリで日本人で初めて洋服のファッションショーを開催した第一人者です。晩年モード屋の目で和装を世に出しました、江戸前で小粋で色が競ってました。
彼には裏付けがありました。見せられる資料がすべて本物、染織品、棟方志功の版画、特に江戸時代の浮世絵版画……我々は印刷本などで見てるだけでしたが流石、本物の顔料のぶつかり合いには魅了されました。それが今の私の「色に対するうるささ」のベースにつながっているのだと思います。
それに大きく影響されたのは「心がかたちを…」という精神―「座右の銘」です。
 
中村乃武夫さん―平成26年5月14日(89歳)
 
三宅一生さんが8月5日(84歳)
森 英恵さんが8月11日(96歳)
服飾研究家の市田ひろみさんが8月1日(90歳)
ひろみさんとはよく海外に民族衣装のコレクションに出掛けました。   
 
皆様、お疲れさまでした!ご冥福をお祈り申し上げます。
 
マサミでした。
世界のフアッションに「日本の美」を築いた方々を悼む…‼️
世界のフアッションに「日本の美」を築いた方々を悼む…‼️
多賀子ブログ=その50
2022/08/18
時折、バーと一気に降る雨、昨日からカミナリと雨でカラッとしない天気。
16日の五山送り火には、点火の前にもドーッと降りました。
しかし、不思議に灯る前には止み、少し遅れはしましたが綺麗に五山が灯り、無事お精霊さんを送る事が出来ました。
きっと仏様のご加護ですね!

お盆も過ぎ、これから少しは涼しくなるでしょうか? 
昨日、二ノ瀬を歩いていると、ご近所さんが垣根を綺麗に刈ってられました。
見るとカラスウリの蕾が!これは刈らないで!今日の夜に咲くからと言っておきました。
若いご夫婦はこんなのがあるとは知らなかった、はあい分かりましたと言ってられたのですが、今朝、見ると、見事に刈ってあって何も残っていませんでした。
クスッ(笑)又、違う道端にカラスウリの蕾があって今日は咲くぞ、夜見に来なくてはと思っていたのですが、忘れていました。

今朝は雨にうたれたカラスウリの残骸が、インスタ映えしませんね。
昼には見ようと思うのですが、何故か?夜は忘れる。
カラスウリの花は自然の誰の指が編んたのでしょう?
見事な白いレースが咲きます。
ファッションナブルに、誰にも知られずに!

ここ京都鞍馬には私の好きな花がいっぱい、その季節、季節に咲いてくれます。
和雑貨にする材料が沢山有ります。
自然に囲まれ心豊かでありたいですね。

まだ マスクいりますね!
多賀子ブログ=その50
多賀子ブログ=その50
妖械大百科 其の三十四「メクラベ」
2022/08/15
ある朝のこと。
清盛が中庭を見ると、無数のドクロが上下左右にしきりに動き回っていた。
清盛は大声で人を呼んだが、誰も来ることはなかった。その内に無数のドクロが一つに合体し、巨大なドクロとなり、無数の目で清盛を睨みつけた。

清盛は意を決し、ドクロの目を睨み返すると、大ドクロは跡形もなく消え去ってしまったという。
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このシリーズは、妖怪と機械の融合から新しい発想や表現を考える。


※画像をクリックするとフル画像で見れます。

妖械大百科 其の三十四「メクラベ」
妖械大百科 其の三十四「メクラベ」
一切の無駄がそぎ落とされたデザインの“佐川美術館”を訪ねて‼
2022/08/13
先日、東京の知人から「滋賀県の佐川美術館に行きたいので付き合って」という連絡が入り、快晴の真夏日の中車を飛ばして行ってきました。
佐川美術館は4回目になるのですが、いつ行っても隅々まで行き届いているのと、敷地一杯水で、ひさしに水面の揺らぎが映る回廊付きの本館が浮かんでいるかの佇まいで、敷地の木々と広大な滋賀県の景色が借景になり無駄なものが見えない設計で、琵琶湖の豊富な水をイメージさせた設計になっている感じに涼感とリラックスさを感じました。
本展は、《ピカソ―ひらめきの原点》で、イスラエル博物館所蔵のピカソの初期から亡くなる前までの版画を中心の作品がかなりの量が展示されていました。
来館者も多く、各人マスクをし、都会の美術館との違いはアウトドアのファッションや別天地の華やいだ方々が見られたのも楽しめました。

私たちの目的は、常設展の「楽吉左衛門 楽 直入」展の楽茶碗の展示室を目的に出かけました。

素晴らしかったのはこの展示室に入るなりの広いロビーでした。
敷地全体に水を張った本館の地下深くに展示室があります。
そのロビーの一面、打ちっぱなしの広い壁がありその天井からは水面を通しゆらいだ太陽光がさしこみ、幻想的でインスタ映えするロビーホールが印象的でした。
ここに居るだけで開放感あふれる空間の演出に驚きました。

楽茶碗の展示もプリミティブな展示がされており、暗い照明の中で神経を集中させながら1点1点見入っていました。

その精神に今制作中の和雑貨にヒントを・・・⁉

このほかにこの美術館は、「日本画の平山郁夫」「彫刻家の佐藤忠良」の常設展会場がありどれも充実しています。
全て見終えて帰路、湖周道路のさざなみ街道を心地よく走ると滋賀県の土地の広さと見渡す限りに広がる青空が、我が住む京都鞍馬とは随分違う事を感じながら戻りました。


マサミでした。
一切の無駄がそぎ落とされたデザインの“佐川美術館”を訪ねて‼
一切の無駄がそぎ落とされたデザインの“佐川美術館”を訪ねて‼
多賀子ブログ=その49
2022/08/12
暦の上では立秋、72侯では涼風至ると涼しい風が始めて立つ頃と書かれてあります。
しかし涼しい風は吹ませんね! 
此処二ノ瀬も昼間は暑いです。 

今年もお盆の時期がやって来ました。
今朝は早々にお寺さんが棚経をあげに来て下さいました。
7日に精霊迎えに珍皇寺さんへ朝、6時前から出かけたので、少し遅くなって行列が長く30分ほど待って鐘がつけました。
鐘は、お塔婆に戒名を書いてもらい迎え鐘をつきます。
そのお塔婆を線香の煙にかざして水元で水をかけます。

閻魔堂では水に流します。
御本尊の薬師如来さんにお参りをし、閻魔様、あの世とこの世を行き来する小野篁、昼間は宮中に、夜は閻魔大王に仕えたという伝説の人をお参りします。
常の生活とは一味違う、いずれ行くであろうあの世を感じ、大事にしたい行事です。
帰りにはお墓の掃除にお寺巡りへ、若い兄、姉妹でしょうか、亡くなられた人達の話をし、お掃除をしてお参りをしてられました。

次に里のお墓参りに、何処のお墓参りも沢山の人が、まだまだ若い人達がお盆の行事をちゃんと守ってくれているのを感じました。
何時までも残しておきたい行事です。

お盆は13日から16日の五山の送り火まで、我が家では16日はお弁当を造り送り火の舟山に火が点火されるまでに、表の門にお弁当とお線香を焚いて、舟に乗り遅れないようにと送ります。
お盆の行事も家々によって違いますが、心をかけてお祀りすればあの世の方に伝わるかな!
多賀子ブログ=その49
多賀子ブログ=その49