『おび塚』のある鷹ヶ峯・常照寺・・・・!
2023/05/13
毎年5月、この時期に数人で手を合わせに行く鷹ヶ峯のお寺が在ります。
「常照寺」という木々に囲まれたとてもゆったりとこぢんまりとしたお寺です。
毎年4月上旬に「名妓 吉野太夫花供養」が執り行われます。
ここ3年間はコロナ禍で「太夫道中やお茶席」は出来ませんでしたが、今年は4年振りに開催されたそうです。
その常照寺の吉野太夫ゆかりの赤門をくぐったすぐ右側にある昭和44年に建立された「おび塚」が目に入ります、徳島県の吉野川産の帯の太鼓の形をした大きな「石塚」です。翌年から「帯祭り」を開催されておりました。
きもの愛好家の「帯」に感謝して供養することを祈り併せて染織文化に携わる関係者に感謝する有縁物故者の塔に有志で毎年5月にお参りを続けております。創始者故人との思い出や染織業界に関わってきた者達として集います。
最近は毎年一人欠け二人欠けしていきますが、集まればいい時代の先輩や同僚、仕事内容が話題になり、知らなかった事やそうだったのかという話題ですぐ一時が過ぎていきます。
「おび塚」もあり、「名妓 吉野太夫のお墓」には沢山の歌舞伎役者さんたちの塔婆などがお供えしてあります。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉どのシーズンに訪ねても「ハズレ」はありません。
きもの愛好家の皆さまにはゼヒ‼・・・、きものの似合ういい環境ですヨ・・・!!!
マサミより
多賀子ブログ=その84
2023/05/11
連休は忙しかった!
29日は京都鞍馬から舞鶴、福井へ行って4日には映画、生きる、を観て。
休みではなかったけれど8日は京丹波へ行きました。
友人が仏像を彫っていて、故郷のお寺に、薬師如来様を奉納されたので、旧暦のお釈迦様の日に友人のご主人様の運転で、マスクして、和雑貨持って、4人で行って来ました。
御本尊、薬師如来様を友人が彫られて、凄いと云う他はなく、私達も嬉しく、誇りでもありました。
お花の好きなご住職様で、甘茶を育てられ、その日は花祭、お釈迦様の誕生仏に甘茶を掛け私達にも振る舞って頂きました。
その他いろいろな花がインスタ映えしていました。
このお寺は鎌倉時代に開山され、後に焼失し、その後再建されと、一つのお寺にも歴史があり、日本中の沢山のお寺が1つ1つ歴史と共にある、深いものを感じながら、お寺を守ってられる方々の大変さを感じた旅でした。
我が家のメデニラマグニフィカ、沢山花がついたでしょ!
かわいいファッション!
妖械大辞典 其之六十六「ザシキワラシ」
2023/05/08
ザシキワラシ(座敷童子)は、座敷または蔵に住む妖怪。
家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
悪戯好きで、小さな足跡を灰やさらし粉の上に残し、夜中に糸車を回す音を立てるともいわれ、奥座敷で御神楽のような音を立てて遊ぶことがある。
また家人が一人で縫い物をしていたとき、隣の部屋で紙ががさがさする音や、鼻を鳴らす音がするので、板戸を空けると誰もいないなどの話が伝わっている。
夜になると客人の布団の上にまたがったり枕を返したり、悪戯をして眠らせまいとするが、押さえようとしても力が強くて歯が立たないともいう。
子供と一緒に遊んだりもする。
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このシリーズは、古から言い伝えられてきた不思議な生き物を、現代のロボットやAIなどの解釈で表現する事で新しい融合を試みる。
※画像をクリックするとフル画像で見れます。
「生きる」の映画を鑑賞して・・・・考えること!
2023/05/06
5月の3連休の中日の4日早起きをして、8時30分からの映画を京都鞍馬から和雑貨のバックを持って観に行ってきました。
映画館に足を運ぶと「スーパーマリオブラザーズ」が始まり早朝にもかかわらずマスクをしたファッションの親子連れの家族でロビーはいっぱいでした。
インスタ映えすると取り敢えずパシャリッ!
黒澤 明監督のリメーク版の「生きる」を観てきました。
イギリスの公務員一筋で、定年まで真面目に勤務さえすればいいという老紳士が、突然胃癌で半年の命と宣告され我が息子夫婦にもうとまれた日常に、仕事を放りだし充実した人生を送ろうと放蕩するが上手くいかずにいたところに、以前自分の部下であった若い女性と出会い、その優しさや強さに惹かれ時間を過ごす中で「半年の命」という現実を宣告され「どう生きるか」に気づき、はつらつとして職場に戻り、何度も何度も訪れる夫人達の陳情に気がつき、役所の各部をまわりどんな困難が立ちはだかろうと成し遂げていく話しで、一人の新入社員の目を通して描かれ古い部下も感動を受け、仕事とは“ああでなければ”と反省するのですが日が経てば元の公務員の姿に戻り、若い公務員も先輩達と誓った約束と違うと“云おう”とするのですが途中で黙って依然と変わらないお役所仕事に戻ってしまうという内容です。
同じような年齢になり、どのように人生と向き合ってきたか?また向き合って人生を終えるのか?を考えさせられる映画だったと思います。
黒澤 明監督の「生きる」はまだ若かったので見ていませんが、今観るときっとこの映画より奥深く考えさされるところが大きいと思います、DVDでもレンタルして観たいと思います。
マサミより
多賀子ブログ=その83
2023/05/04
先日の土曜日に、舞鶴へ法事に帰り、その足で福井県の三方五湖へ一泊で、電車で行って来ました。車窓からは山と田んぼ、タケノコが沢山採れたのでしょうか?竹の紅葉は春と言いますが、山はどの竹藪も黄色くなっています。田んぼは水がはって、もう苗が植えてあるところもあり、早いものだと驚きました。
田舎の風景をながめ、のんびりと心を癒やされ、いつも車ばかりで、運転してくれる主人も渋滞で気を使う事もなく、電車はなかなか良いものでした。三方五湖は、水月湖と云う湖の側で泊まりましたが、行く道中から波は荒れ、夜は雨と風で嵐のよう!しかし朝になると波は静まり美しい景色が!あまり観る所もなく、お寺を2軒廻りました。一軒は、手、足の痛みを治してくださる石の観音様、弘法大師が彫ったと言われ右の手が彫れなかったことから手足の仏様。そのお堂は村の人達、12名でお祀りされていると云う事で、心打たれました。
もう一軒は、檀家寺で見学するところではないのに、突然行った私達を心良く本堂に上げて下さった、若い僧侶、 心優しい人達に出合えたことに感謝でした。