山々の木々の緑多き所でミドリ色を染める・・・・そのⅡ
2023/06/02
前回のブログで書きました通り、東京葛飾区から京都鞍馬まで来訪された染体験の客人と緑一杯の山里でミドリ色の草木染での体験教室をやりました。真っ白なTシャツにグリーンのカーディガン、Gパンスタイルのファッションの客人。
今日は、この服装に合わせてグリーンから黄色にぼかし上げた夏のショールを染めたいとのご意向でした。グリーン色は一発では染められません、重ね染めで黄色に藍を掛けての作業になります。
キハダ(黄檗)の木の皮から抽出した黄色は少し黄緑かかったレモンイエローのきれいな色に染まりました。(……私は和雑貨にも使ってみようと興味を持ちました。)
薄めの藍に浸け染めしましたが藍色の色素が強くミドリ色になってくれませんでした。
家内が突然「玉葱の皮」を煮出しました、そこへ黄色と藍をぼかしたショールを浸け20分ほど煮出し、アルミ焙煎液に浸けると藍が深い緑色に変わりました。
客人の好みのイメージに染め上がりました。…… 良かったと家内!!!
マスクしないで会話できる環境で染に格闘した1日……!
天気も良くて日陰で作業するにはとてもここちよくて、二ノ瀬の山々のグリーの中で「ミドリいろ」を染めるインスタ映えする環境に……。
草木染が楽しい季節になりました。
マサミより
画像:キハダのきれいなレモンイエロー
手袋と後ろの木の葉のコントラストの“妙”
画像:キハダと緑の染ショール