キモノあれこれ《その22》
2024/10/15
「手描き友禅」の工程その3です。
「色挿し」は、現在は化学染料が使われていますが、かっては藍や紅花、蘇芳、茜、紫根、刈安などの植物染料、臙脂虫などの動物染料のような天然由来の染料が用いられていたそうです。
この工程で柄の大体の色が彩色される。
色がにじんで混ざるのを防ぐために、一つの色を染めて乾かした後に次の色を染め付けるという、手間の掛かる作業です。
いよいよ秋になってきた京都鞍馬です。
肌寒いのでマスクがあっても暖かいです。
ファッションや和雑貨もインスタ映えする秋風オシャレが欠かせないですね。
キモノあれこれ《その21》
2024/10/07
「手描き友禅」の工程ですが、
輪郭線の防染剤は渋紙で作られた筒に金具をつけ、
一定の太さの線を引くのは熟練した技術が必要とされる作業であります。
この線を「糸目」といい、染色後に白い線が残るのが特徴です。
本日の京都鞍馬は、度々雨が降っております。
夜は寒くなってきたので、ファッションも考えモノです。
インスタ映えする秋の夕暮れもキレイですね。
和雑貨やマスクも秋の模様替え。
キモノあれこれ《その20》
2024/10/01
本格的な「手描き友禅」は多くの工程があります。
まず染め職人が図案見本を参考に、下絵を描きます。
このとき水に弱いツユクサ科のオオボウシバナの花弁から抽出した色素が、下絵用のインクとして使われ、染め上がりに影響しないそうです。
京都鞍馬は、涼しくなりました。
秋の雲がインスタ映えしますね。
お出掛けのファッションも模様替え。
和雑貨やマスクも忘れずに。
キモノあれこれ《その19》
2024/09/24
急に涼しくなった京都鞍馬です。
本日は、インスタ映えするファッションである「友禅染め」について少し。
「友禅」は、江戸時代の京の扇絵師・宮崎友禅に由来するそうです。
扇絵の画風を小袖の文様に使い始め、多彩な色彩と曲線的で簡略化された文様が特徴です。
文様の輪郭線に糊を置き、隣り合う色同士がにじまないようにする技法が開発され、友禅染めと呼ばれることになるそうです。
「友禅染め」の素材は、和雑貨やマスクにも使えます。
キモノあれこれ《その18》
2024/09/17
「加賀友禅とは、現在の金沢市を中心に制作されている友禅染めです。
江戸時代に京友禅の絵師が、加賀御国染を基にした染色技法だそうです 。
加賀五彩(藍、臙脂、草、黄土、古代紫)と呼ばれる艶麗な色彩で知られ、特に紅、紫、緑系統の色を多用する。
柄は、草、花、鳥等の絵画調の物が多く、自然描写を重んじる中から「虫喰い」等独自の装飾が生まれた。
「ぼかし」も京友禅以上に多用される傾向にある。
京都鞍馬から石川県まではどれくらい掛かるでしょうか?
インスタ映えするファッションの「加賀友禅」も是非お試しください。
「加賀友禅」の和雑貨やマスクもいいかもですね。