染めの難しさ
2024/05/13
京都鞍馬のお客様より、お洋服の「黒染め依頼」を受けました。
背面にはインスタ映えする模様があり、地色のまま残したいということで、これがなかなか難しい。
生地は綿で染めるのは簡単なのですが、背面の柄に「のり加工」をしなければ色が染まってしまいます。
その「のり加工」が黒染めでは温度が高く溶けてしまうというのです。
低温染めでものり加工を侵食する恐れがあります。
ですので「残す」のではなく、一度全体を黒に染めてから「色を抜く」か「色を載せる」方法となります。
その場合、どちらも背面の模様に色が染まらない様にマスクする為の「型」を作らなければならないのです。
それがなかなかお値段が掛かってしまいます。
全体を黒に染めるだけなら簡単なのですが。
一応、お見積もりは提出したのですが、お返事はまだ頂いておりません。
今の季節に丁度良いファッションで、和雑貨も合うお洋服ですが。
どうなるでしょうか?